プロジェクトマネージャーの心得:不安を解消し、チームを成功に導く

ITプロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャー(プロジェクトリーダー)は重要な役割を担います。
ベンダーと発注者、そして様々な業務チームをまとめ上げ、プロジェクトを成功に導くことが求められます。
しかし、プロジェクト規模が大きくなるにつれ、関係者間での不安や軋轢が生じることも少なくありません。今回はチーム内で漠とした不安感が広がり始めた時に、プロジェクトマネージャーはどう動くべきなのか?について書いてみます。


【漠然とした不安】

プロジェクトが進行する中で、業務チームから「このプロジェクト、本当に大丈夫なの?」といった漠然とした不安の声が上がることはよくあります。
明確な問題が起きているわけではなくても、経験不足や先行きの不透明さから不安を感じるのは当然です。

このような状況で、プロジェクトリーダーやマネージャーがすべきことは、不安を解消し、チーム全体が前向きに取り組める環境を作ることです。

  • 不安解消のためにできること
    • 業務チームとのコミュニケーション

業務チームと個別に話し合い、不安の原因を明確にすることが大切です。何が不安なのか、どこが課題なのかを丁寧にヒアリングし、理解を示すことで、チームの安心感につながります。

    • 責任の所在を明確にする

プロジェクトが失敗した場合、誰が責任を取るのかを明確にすることも重要です。
プロジェクトリーダーやマネージャーが責任を取ることを伝えれば、業務チームは安心して業務に集中できます。

    • 業務チームの役割を明確にする

各業務チームの役割や目標を明確に設定し、共有することで、チーム全体が同じ方向に向かって進むことができます。

    • 進捗状況の見える化

プロジェクトの進捗状況を定期的に共有し、見える化することで、業務チームはプロジェクトの全体像を把握し、不安を軽減できます。

    • ポジティブなフィードバック

業務チームの努力や成果を認め、ポジティブなフィードバックをすることで、チームのモチベーションを高め、前向きな姿勢を維持できます。

【不安は伝染する】

漠然とした不安は伝染しやすく、放置するとプロジェクト全体に悪影響を及ぼします。
そのため、早めの対応が肝心です。
プロジェクトマネージャーは、常にチームの空気感に敏感になり、不安の芽を摘み取るように心がけましょう。

ITスキルだけでなく、人の心を動かすコミュニケーション能力も、プロジェクトマネージャーには必要不可欠です。不安を解消し、チーム全体で成功を目指すために、これらのポイントを参考にしてみてください。

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