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オペレーションをガイドするというソリューション

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今月はEXPOが幕張メッセで開催されたので お客様に情報提供できるように商材の情報収集に行ってきました。 その中でもちょっと面白いと思ったものを紹介しておきます。 別に紹介料とかはもらっていません(笑) ・リテラアップ(Litera App) https://litera.app/ このアプリはパソコン上で本人が行った作業を見ていて、 「それならこのショートカットキーが使えるよ?」 とリアルタイムで教えてくれるアプリです。 例えばExcelでセルの表示形式を文字列から数値に変えようとした場合、 セルを右クリックして、セルの書式設定を左クリックしますが それをした瞬間、常駐しているリテラアップが 「Ctrl+1を押せば一発だよ」 と教えてくれる。 そんなアプリです。 正直、このアプリを最初に聞いた時は 「これ、いるかなぁ・・・」 と思いました。 だってショートカットーキーなんて、別にググればいくらでも出てくるし わざわざ金払って教えてもらわなくても・・・・ね。 と思ったのですが よくよく考えてみると、それってずっとITの世界にいた人間の発想でしかなくて いわゆるITに不慣れな、世間一般の人からすると 「そもそもショートカットキーってなんですか?」 っていう話だということに気が付きました。 そんな人がわざわざ本読んで調べて、ショットカットキーを覚えるなんてするわけはないのに 安直にも「調べれば出てくるしねぇ」なんて思ってしまった辺りが、相手の立場に立ててないってことですね・・・。 このアプリを使えば、別に本を買わなくても、ショーtカットキーが何なのか何も知らなくても アプリが「こっちの方が近道だよ」と教えてくれるので、このアプリが常駐していると おのずとショートカットキーに詳しくなっていきます。 で、ショートカットキーに詳しくなると何がいいのか? というと、 作業のスピードが爆上がりします 。 これは実体験からいえるのですが、私がまだプログラマーとして働いていたころは 先輩にアドバイスしてもらったこともあり、 できるだけマウスを使わないで仕事をすることを心がけていました。 そのうち、ほとんどの作業をキーボード上でできるようになり その結果、同僚に説明をしたりするときも 「うん、ちょっと画面の切り替わりが早すぎて何が何だかわからん」 と言われるほどのスピードになっていまし

ITの責任者にITを知らない人を起用してはダメな理由

一昔前ならいざ知らず、だいぶ当たり前といえば当たり前になってきた話題ではありますが いわゆる伝統的な内資系事業会社では、いまだに起きていることだったりするので 改めて書いてみます。 なぜダメなのか?の理由の代表的なものを書いておくと A. ITプロジェクトは建設業界のような重層下請構造になることが多い為、勝手がわからないとコントロールしにくい構造になっている B. ITと一口にいても分野が広すぎるので、なにかしらの専門分野やバックボーンがないと、コストに関するアタリがつけられない C. 会社のIT化が進まなくなる この3つかなと思います。 この3つをもとに様々な影響が派生してくると思っていて、 例えば、 A. のケースですと ・単純にプロジェクトが失敗する ・立ち上げ時点で無理筋なプロジェクトを承認してしまう とかです。 B. のケースですと ・妥当なコストなのにも関わらず、「高すぎる」と判断して、ベンダーを切ってしまい、運用が立ちいかなくなる またその逆もしかりです。 今回は特に C. について、言及してみます。 ・会社のIT化が進まなくなる とは ・IT技術者が定着しない と言っていいと思います。 そして、IT業界は他の業界に比べて転職のハードルが低い業界です。 これもだいぶ認知されてきた事実だと思います。 理由はいくつかあると思いますが ・IT技術者の絶対数の少なさ からくる ・年収の上昇 ・市場にあるポジションの多さ ・競争にさらされることによる技術者本人の危機意識の高さからくる、技術への貪欲さ などが相まって IT技術者の転職枠(需要の多さ)と本人のスキルアップの意思が、旨くかみ合って 転職へのハードルが下がり、なおかつ技術者も転職していくことになります。 そして、競争にさらされる中で、転職に臨もうとするIT技術者は ・一定以上、自分の実力に自負がある人 だったりします。 (あと、競争につかれて嫌になった人も一定数います(笑)) この自負が妥当なものか?自意識過剰なものなのか? はさておいて、こういうある種のプライドを持った人たちが転職先に求めるものは ・自分に対する妥当な評価 ・自分にふさわしい仕事 こういった点を求めます。 (繰り返しますが、妥当な評価が市場の評価であるかどうかは、ここではさておきます。) そしてこれがある程度満たされないと そもそも内

独立します 追記

独立をしてお仕事をしていく中で 中小企業の皆さんのIT化を進める という私のミッションが順調に進んでいった場合 おそらく何度も頭をよぎるであろう注意点を記録に残しておこうと思います。 私は企業の中で働く過程で、扱いに非常に気を付けなくてはと思った言葉が一つあります。 それは ・スケールさせる です。 これは仕事の規模を拡大させるという意味ですが 私にとって、これは手段以外の何物でもありません。 しかし、これまでサラリーマンをやってきた中で このスケールさせるということが≒目的になっているシーンを数多く見てきました。 代表的な例で言うと 「その仕事ってスケール出来るの?」 っていう発言だったりします。 これが 「それって世の中に需要あるの?」 という意味だったらいいんですが、実際はそうではないことが多く 「それって売り上げ拡大できる仕事なの?」 っていう意味で使われることがすごく多いです。 (ちなみに「需要があるの?」を「大きな売り上げを期待できるの?」という意味で使っている場合もあります。) これは私の中では相当意味が違うと思っています。 世の中に需要があるの?っていう意味は 必要としている人がいて、それをやる意義がそこにあるのか? という意味なので、納得できるんですが 売上拡大できるの?は 会社の利益になるの? ですよね? 私は後者の発言があまり好きではありません。 何故かというと順番が逆になっていると感じるからです。 よくこういう議題が取り上げられるときは 「いや、売上が上がらないと事業が存続できないんだから、企業が売上を第一と考えるのは当たり前」 という理屈が使われると思うんですが 私はその理屈の大前提として 「その企業が社会にとって必要である」 が先に来ると思っています。 この前提がないと 「社会に必要のない企業が、ありもしない需要を作り出して売り上げを拡大する」 という妙なことになると思うからです。 私が独立すると決めた目的は 本当の意味での中小企業のIT活用を助けること というものですが、あまりスケールすることを考えていません。 何故ならスケールすることを第一に考え始めると 事業の違う中小企業に、標準化された画一的なサービスの提供をして効率化を図る というようなことを考え始めると思うからです。 すごくややこしい話ですが 標準化したサービスを提供するのはい

独立します

この度、独立することになりました。 ちょっと長くなりますが、せっかくなので何故独立しようと思ったのか? を記しておこうと思います。 初心を忘れないために。 私が今回、独立に至った直接的な要因は2つだと考えています。 1つ目は 2019年から始まったコロナ禍により急速に浸透したリモートワーク 2つ目は 日本経済の低迷からくる(?)企業の副業推進 です。 この2つの出来事が全ての始まりです。 私が当時所属していた会社は、コロナ禍においてフルリモートワークに踏み切りました。 それまで私は自分が副業をするなどという事は全く想像もしていませんでしたが 会社がフルリモートワークを導入した結果 ・通勤時間が無くなり、自由に使える時間が増えた ・物理的な距離にとらわれず仕事ができる環境ができた この2点に加え ・会社の副業推進 が合わさり、少し副業をやってみようかなと思いました。 また、リモートワークが始まったことにより 規模の大小を問わず企業は打ち合わせをwebで行うようになり これまでIT投資をしてこなかった会社は自社にITの専門家がいない問題に直面し その打開策として、副業人材に答えを求める会社も現れてきました。 ここで私のITスキル(供給)と企業のIT人材不足(需要)がマッチし、 私の副業が本格的に動き出しました。 副業の内容自体は、私がこれまでやってきたことでもあるので 大きな問題は起きませんでしたが 私の心理的には大きな気付きを得ることが出来ました。 それは ITは本当に必要な場所に届いていない です。 私はこれまで情報システム部門を自前で抱えることのできる企業しか お客様としても、自身の所属先としても考えてきませんでした。 (勿論、仕事がそこにあるからなのですが) しかし、それは言い換えるとそれだけの資金力のある会社としか 仕事をしてこなかったという事です。 しかし、改めて副業人材としてお仕事をする場合 お相手をするのは、 情報システム部門という固定費を抱え込むのは難しい企業 になります。 私が仕事をしている中で気が付いたのは ITが必要なのはまさにこういった企業だ という事です。 ITは端的に言うと人を楽にするためのものです。 それを使う事で、今までの作業が楽になったり 新しい何かができるようになったりするものです。 そして、それが必要なのは 人手がなかったり、新し