独立して感じたこと色々

独立して半年が経過しました。
おかげさまで仕事は順調で日々頑張れています。^^

この辺りで、独立して働いている現在とサラリーマンとして働いていた時との
違いをまとめてみました。

独立を考えている人もそうですが
自分はサラリーマンだけど、独立って話を最近よく耳にするようになった・・・俺はこのままでいいのか?
という人にも参考になるかもしれません。
私もサラリーマンを辞める際に、最後の職場でお世話になった人たちに話をしたときに
「俺も・・・」と言いそうになってた人を何人か見ましたので
そういう風に感じている人も意外と多いのかもしれません。

さて、まず最初に
最近、周囲で独立の話をよく耳にするけど、自分はこのままでいいのか?
ずっとサラリーマンでいいのか?
みんな、独立したほうがいいよ!というのが最近の風潮っぽいけど・・
という事で悩んでいる人には
「それで大丈夫です。だから安心してください。」
と伝えたいと個人的には思っています。^^

独立なんて焦ってするものではないですし
ましてや周囲に影響されてするものではありません。
と思います。
やりたいことがあって、それがサラリーマンだとできないから
というのが理屈としては正しいように思います。
サラリーマンの立場のままできることであれば、それでやったほうが
人生全体のリスクもヘッジできますしね。

もちろん、独立することによるメリットもありますが
個人的には向き不向きがあると思うので
誰でも彼でも、なんでもかんでも独立する必要はないと思います。
もしするのであればあれば、まずは副業などで初めて見て
手応えを得てからにしましょう!

何故、独立して、しかも今のところ順調な私が
「独立なんて無理にするもんじゃないよ」というのか?
その理由を書きますね。

まず、一番ふわっとして一番大きな違いなんですが
サラリーマンとして働くのと独立して働くのでは
「仕事」というものに対する向き合い方が全く変わります。

感覚的な話から言うと、サラリーマンをしていた時は
「あー、今日働きたくないなー」
とか
「あー、月曜かー」
みたいな気持ちになることが、たまにありました。
就業時間外で仕事をするのは絶対嫌でしたし
土日に仕事をするなんて、ありえないと思っていました。
もしかすると必要以上だったかもしれませんが
「仕事」と「私生活」の線引きをこれでもかと明確にしていました。

が、独立するとその感覚はなくなりました。
仕事と私生活の境界はかなり曖昧になり、
普段の生活の空き時間で仕事をすることや、仕事のことに思いを馳せたり
移動時間中に仕事関係のyoutubeを見たり、仕事の書籍を読んだりすることも増えました。
もちろん、その逆もしかりです。
こんな感じになってしまうことに対して忌避感のある人は向いていないかもしれません。
プライベートと仕事をきっちり切り分けたいという人ですね。

次に、当たり前の話ですが、仕事は口を開けて待っていても降っては来ません
自分で仕事を獲得する必要があります。
その為、あまり無駄な時間はありません。
そのタイミング、そのタイミングで仕事に対して全力で取り組まないといけません。
その為、常に気は張っていると思います。(ピリピリしているという意味ではなく)
ここもサラリーマンの時とは大きな違いだと思います。
サラリーマンをしていた時は、
「なんでこんな仕事を?」
とか思ったり
「これ、自分がする必要ある?」
などと感じたり、その結果
「こんな時間があればもっと有効なことができるのに」
と思ったりもしていました。
が、これは大きな勘違いだと思いました。
そもそも「仕事を与えられる側」という立場にあって
自分がしたいことだけをする
なんてことはあり得ません。

これは、下請け業者が元受け業者に
「仕事は受けるけど、こっちが好きそうなだけ持ってきてね。他は受けたくないんで」
と、言ってるのと変わりません(笑)
こう考えてみると相当無茶なこと言ってるなっていうことが
サラリーマンされている人はわかると思います。

そして、さらに言うと
もし、その振られた仕事が本当にしょうもなくて価値がない仕事だったとしても、
それをしていても同じだけの単価が発生して給料がもらえる
それがサラリーマンだという事はちゃんと意識したほうがいいと思います。
どんなに有意義なことを成し遂げたとしても、それに対して相応の報酬がもらえない!
と嘆いている人は、誰にでもできる仕事や無意味な仕事をしていても報酬が減らされるわけではないという側面にも目を向けるべきです。

独立したら自分のしたい仕事ができるかもしれない
しかし、その「したい仕事」は自分で取ってこないといけないし
取ってこれなければ、お金はもらえません。
一方でサラリーマンはしたい仕事じゃなくても、逆に言うとぼーっとしてても
仕事は発生し、それがとても意味のある仕事でも、意味のない仕事でも
ちゃんと同じだけの時間単価が発生してお金がもらえる
これはかなり違いますし、この点をちゃんと理解している人は少ないと思います。
独立して仕事をしていると、これは相当恵まれた環境だったなと思いました。
現状の悪いところだけ見て文句を言うのではなく、
こういった大きなメリットを生かして、自分を成長させることも考えるべきだと思います。

このように企業人として働くことにはそれによる大きなメリットも当然あります。
なので、こういった面にもしっかり目を向けて
それでもやりたいことがサラリーマンじゃできないんだ
というような思いがあれば、独立という選択肢を考えたほうがいいと思います。

最近、世間では猫も杓子も独立というような情報が多いので
そのアンチテーゼとしてこの記事を書いてみました。
是非、参考にしてみてください。

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