リモートワークの光と影

コロナによる影響は我々の社会に激しく影響を与え、大きな変革を強いてきました。
その一つがリモートワークの異常なスピードでの浸透です。

かくいう私もフルリモートワーカーです。
とはいえ、私のように

完全にリモートワーカーとなってしまった人
コロナ禍が落ち着きを見せ始めるにつれ、出社し始めた人
ずっとリモートワークとは無縁だった人

様々あると思いますが、一旦リモートワークについての良し悪しを整理してみたいと思います。
2,3年後、この記事を読み返したときに、どう思うか楽しみでもあります。

さて、リモートワークによるメリットですが
ぱっと考え付くだけでも

通勤時間が無くなった
雑務に時間を取られなくなり、集中できるようになった
場所を問わず、優秀な人間を捕まえることが出来るようになった
田舎に引っ込んでも、今までの仕事を継続できる

とかが考えられます。
特に都心に住む人に取って、通勤時間が無くなったというのは相当なメリットだと思います。
何しろ毎日、往復で2時間ぐらいつかっていた移動時間がなくなり
自由に使える時間が増えたのですから。

単純に考えても1日24時間の1/12時間ですから、1日の10%弱の時間が生まれたことになります。
これがあれば、今までやりたくてもできなかった勉強もできるし、家族との時間も増やせます。
また、場所を問わずに仕事ができるというのも大きいですね。
都心の給料を維持したまま、土地の安い地方に住むことすら可能なのですから
狭いながらも楽しい我が家
なんて事を言わなくてもいいわけです。

勿論、
「うちの会社テレワークだから、地方に引っ越してもいいでしょ?引っ越しまーす」
とまで思い切った行動をとる人はまだまだ少数派ですが、
全く聞かない話ではありません。


一方、デメリットとしては

コミュニケーションがとりづらくなった
仕事とプライベートの区別がつきづらく、オンオフが切り替えにくい
隙間なく会議を入れられるようになり、過密スケジュールになってしまっている。
親近感を得にくい為、仲良くなるのに時間がかかる

が、考えられます。
コミュニケーションがとりづらいというのは慣れてないからでしょ?
という人もいるようですが
やはりテレビ会議と同じ会議室にいるのでは、全く違うと思います。
その為、今度はバーチャルオフィスの製品が増えたりしているわけです。

例えば同じ会議室にいれば、みんなが一様に黙る「シーン」でも
何もしゃべることなくて、押し黙っているのか、重苦しい雰囲気で口を開くのも憚られる状況なのか、それとも遠慮して口をはさむのを遠慮しているのか
そういう違いが空気で読めますが、テレビ会議ですと場の空気が著しく読みにくいので非常にやりづらいです。
発言するときも、タイミングが被ることが多いので会話が遮られがちです。
もう少しテレビ会議の使い方に皆慣れてくれば変わってくるかもしれませんが
それにしたって、やはり同じ場所にいることには比べものにならないと思います。

おまけですが、会社としては
家賃を節約できる
光熱費を従業員に転嫁することができた
通勤費を払わなくてよくなった
なんてメリットもあるはずなので、個人的にはリモートワーク手当をもっと支給したってバチあたらないんじゃないの?って思ってます。(笑)
国もテレワーク推進したければ、通勤費の代わりに非課税にするぐらいの気は利かせてほしいです。

と、少し脱線しましたが
個人的な見解としては
やはりリモートワークは従来の働き方に比べて
企業にとっても従業員にとっても圧倒的なメリットがあると思います。

ただ、それによって発生しているデメリットが
今迄に類を見ないものなので、今はみんなその対応に戸惑っている
という状況だと思います。

しかしながら、これについても何らかの解決方法が見いだされるはずなので
企業としては、いまのうちからリモートワークの文化を醸成しておかないと
人の獲得や、仕事のスピード感で他社に大きく後れを取ることになるのではないかな
と思います。

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