キャリアを積むためのコツ

キャリア構築を考える上での心構えを一つ書いておこうと思います。
これも経験談になりますが、おそらく嘘は書いていないと思います。

それは

今の自分の実力よりも少し難易度の高い仕事をする。そんな機会が巡ってきたら決して逃してはいけない

です。
これを続けないと人は成長できません。

キャリアを構築する=実力をつける
という事を考えた場合、
「自分のできること」という事は、「今までと同じことをする」
という事であるということを強く意識したほうがいいと思います。

よく、

現状維持は退化と同じだ

みたいなことが言われますが、まさにその通りで
ITの世界は、とどまることなく先へ先へと進んでいきます。
そんな世界の中で、同じことを続けるという事は
時代に取り残される。すなわち退化してしまうという事です。

新しい製品だけでなく、新しい手法もどんどん開発される中
同じことをし続けるというのはキャリア的なリスクとも言えます。

しかし、厄介なことに、背伸びをした仕事をする機会というのは
なかなか自分の意思では巡り合う事が出来ず
どうしても運に寄る部分が多いです。
(そのチャンスを人為的に作り出すために転職をするという側面もあるのですが)

もしそのチャンスが巡ってきたら
勇気を出して一歩踏み出して、新しい仕事に取り組みましょう。
それがまた一つあなたの「できること」に加わるわけです。
それを繰り返すことであなたのできることはどんどん広がっていき、
気が付けば、多様なスキルを持った人材になっているわけです。

ただ、ここまでいろいろ述べてみましたが
これは考えてみれば当たり前のことで
将来野球選手になろう!と思ったとしても同じことで
まず、

ストレートを打てるようになろう!

と決意して、ある程度打てるようになったとします。
しかし、そこで満足してただひたすらストレートを打ち続けるという事はないはず

よし!次はフォークを打てるようになろう
次はカーブを打てるようになろう

となるはず。

いやー、フォークは打てる自信がないので、手を出しません。
ストレートなら得意なんですけどねぇ

なんて野球選手はいないはず。

だから、これも特別なことを言っているわけではないんですが
何故か仕事になると、強く意識しないと忘れがちです。
チャンスが巡ってきたら、恐れずにチャレンジしましょう!


ちなみに少し話はズレますが

キャリアを積むという事を考えたときに
資格を得ようと考える人もいると思います。

この事自体は決して悪くはないんですが、
仕事のチャンスと天秤にかけたらやはり仕事の方を選択した方がいいです。
極端な事をいうと、明日資格試験の日だったとしても
望んだ仕事に携われるチャンスがあれば、そちらを選んだ方が後の転職という意味でもよいと思います。

これも経験からの話になってしまうのですが
資格は転職においてそれほどの決定打にはならないです。
LinktInや転職エージェントに引っ掛けられるキーワードとしては効果があると思いますが
転職する際に「~~~の資格持っている人」というのを絶対条件にしている会社は少ないと思いますし、私が採用者でもそういう見方はしないと思います。

資格を取っているだけで、実力が伴っていない人というのはごまんといますし
そんなことよりも、どんなプロジェクトにどんな立場で仕事をしてきたのか?
こっちのほうが10倍気になります。

そしてそれを言えるという意味でも、自分の今の実力よりも
すこし下駄を履いた仕事をするっていうのがとても大事です。

常にそこを意識して仕事に臨んでもらえればと思います。

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