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フィッシング詐欺対策:ITリテラシーを高めて自分の身を守ろう!

 ITの仕事をしていると、よく耳にする「フィッシング」という言葉。何となく分かっているつもりでも、詳しく説明しようとすると戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか? 今回の記事では、フィッシング詐欺について解説し、具体的な対策方法を紹介します。ITリテラシーを高めて、あなたの大切な個人情報やパスワードを守りましょう! フィッシング詐欺とは? フィッシング詐欺とは、まるで「釣り」のように、巧妙な罠でユーザーを騙し、個人情報やパスワードを盗み取るオンライン詐欺のことです。 イメージとしては、詐欺師が釣り竿を垂らし、その先に魅力的なエサをつけています。ユーザーはそのエサに食いついてしまい、詐欺師の仕掛けた罠にかかってしまうのです。 さまざまなエサが使われるフィッシング詐欺 フィッシング詐欺で使われるエサは実にさまざまです。あなたも経験したことがあるかもしれません。 メール 銀行やクレジットカード会社、ECサイトなどからの「なりすましメール」 知人からの「なりすましメール」 不審なURLが記載されたメール SMS(ショートメッセージサービス): 不審なURLが記載されたSMS(スミッシング) ソーシャルメディア: ダイレクトメッセージで送られてくる不審なURL なりすましアカウントからのメッセージ 電話: 銀行員や警察官などを装って電話をかけてくる(ボイスフィッシング) 偽のウェブサイト: 本物そっくりの偽サイトに誘導して、ログイン情報を入力させる ポップアップ広告: 偽の警告表示で偽サイトに誘導する このように、フィッシング詐欺師はあらゆる手段を使って、私たちを騙そうとしてきます。 ウイルス対策ソフトだけでは防げない! 「私のパソコンにはウイルス対策ソフトが入っているから大丈夫!」と思っている人もいるかもしれません。しかし、ウイルス対策ソフトはフィッシング詐欺を防ぐことはできません。 ウイルス対策ソフトは、主にパソコンの中にウイルスが侵入することを防いだり、侵入したウイルスを駆除する役割を果たします。つまり、防御的な機能を持っているのです。 一方、フィッシング詐欺は、ユーザーが自ら進んで偽サイトにアクセスしたり、個人情報を入力したりすることで被害が発生します。つまり、ウイルス対策ソフトは、ユーザー自身の行動までは制御できないのです。 フィッシング詐欺への対策 では、どの

クラウドは危ないからデータを預けられない?

 クラウドサービスの利用、あなたは抵抗なく使えていますか? 「クラウドってなんか不安…」「他人に預けるのは怖い…」 そんな風に思っていませんか? 確かに、大切なデータを会社の外に預けるなんて、なんだか落ち着かない気持ちも分かります。 でも、ちょっと考えてみてください。 私たちは普段、現金を自宅に保管せず、銀行に預けていますよね? なぜなら、銀行は現金の管理を専門としているため、自宅で保管するよりもはるかに安全だからです。 これはデータも同じこと。 データを銀行に預けるのと同じ クラウドサービスは、まさに「データの銀行」のようなもの。 専門的な知識と技術、そして多額の投資によって、強固なセキュリティ対策を施しています。 例えば、Google Workspaceを提供するAlphabet Inc. は、2023年の総売上高の0.5%以上をセキュリティ対策に投資しています。 具体的な金額でいうと、なんと約14億ドルと推定されています! 一般的な企業のセキュリティ投資が売上高の0.5%程度であることを考えると、その力の入れようは桁違いです。 クラウドは危ない? じゃあ、銀行は…? 「クラウドは危ないからデータを預けられない」という方は、裏を返せば「銀行は危ないから現金を預けられない」と言っているのと同じです。 本当にそうでしょうか? もちろん、銀行にもリスクはあります。 しかし、自宅で現金を管理するよりは、専門機関に預けた方が安全なのは明らかです。 時代はクラウド! クラウドサービスは、もはや時代の流れ。 実際に多くの企業が導入し、その利便性と安全性を実感しています。 コスト削減、セキュリティ強化、業務効率化… クラウドには、従来のデータ管理方法にはないメリットがたくさんあります。 「なんとなく不安…」という気持ちは分かりますが、冷静に、客観的な視点で判断することが重要です。 まずは一度、クラウドサービスを体験してみてはいかがでしょうか? きっと、その便利さに驚くはずです。

なぜソフトウェアアップデートは必要なのか? 放置するとどうなる?

 皆さんは、スマホやパソコンのソフトウェアアップデートのお知らせ、無視していませんか? 「面倒くさい」「アップデートしたら使い方が分からなくなりそう」そんな風に思っていませんか? 実は、ソフトウェアアップデートを放置することは、家の鍵をかけずに外出するようなものなんです! 今回は、ソフトウェアアップデートの重要性について解説していきます。 ソフトウェアアップデートとは? ソフトウェアアップデートとは、スマホやパソコンなどのソフトウェアを最新の状態に更新することをいいます。 アップデートの内容としては、主に下記のようなものがあります。 新機能追加:より便利に使えるように、新しい機能が追加されます。 バグ修正:ソフトウェアの不具合を修正し、動作を安定させます。 セキュリティパッチ:セキュリティの脆弱性を修正し、サイバー攻撃から守ります。 セキュリティパッチが必要なわけ セキュリティパッチとは、ソフトウェアの脆弱性を修正するためのプログラムのこと。 脆弱性とは、いわばソフトウェアの「穴」のようなもの。 この穴を悪用されると、ウイルスに感染したり、個人情報が盗まれたりする危険性があります。 セキュリティパッチを適用することで、この穴を塞ぎ、サイバー攻撃から身を守ることができるのです。 バグ修正も重要! ソフトウェアは、開発段階で全て完璧に仕上げることが難しいため、リリース後に不具合(バグ)が見つかることがあります。 バグがあると、ソフトウェアが予期せぬ動作をしたり、強制終了したりするなど、正常に動作しなくなる可能性があります。 バグ修正プログラムを適用することで、これらの不具合を解消し、ソフトウェアを安定して使えるようになるのです。 日々、穴を狙われている ソフトウェアの脆弱性は、日々発見されています。 そして、その脆弱性を悪用しようとするサイバー攻撃者も、常に存在しているのです。 ソフトウェア開発者は、発見された脆弱性に対して、セキュリティパッチを作成し、ユーザーに提供しています。 しかし、ユーザーがアップデートを怠ると、脆弱性を放置したままになり、サイバー攻撃の格好の標的となってしまうのです。 こんなことを言っていると… 「面倒くさいから」「後でやればいいや」 ソフトウェアアップデートを放置していると、大変な事態に発展する可能性があります。 例えば… 情報漏洩:個人情報